これまでの成果

1. 延べ300人年の障害者の社会参加と、人間としての尊厳の確認

「納税することが夢だった」
ある視覚障害者スタッフはこう述べました。「納税することが夢だった。年金をもらって生活を続け、自分は社会のお荷物のように自分でも思っていた。けれど、ダイアログを通じて、社会に貢献できるのだと思った」

障害者年金、あるいは生活保護費等として、年額約300万円、計10億円の公的負担が、付加価値へと逆転しました。福祉的作業などではなく、ビジネスとしてサービスを生み出し、彼らも納税し、現在進行形で社会へと貢献しています。

対等性を深く理解する場を提供
「障害者には何もできない」「障害者は一方的に守られる存在だ」このような先入観や偏見は差別であり、社会から人間の尊厳を奪います。ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、様々な体験を通じて、障害を有する側も、また、マジョリティの側にも、双方に、人間に対する尊敬の念と、対等性を深く理解する場を提供します。

2. Social Capitalの醸成

人とのつながりや信頼感がもたらす効果
World Values Survey Association が明らかにしたとおり(※1)、人とのつながり、そして信頼感といった”Social Capital”は1人あたり実質GDP成長率と正の相関を持ち、人々に幸福感をもたらします。日本のSocial Capitalは先進国の中では中位ですが、これをさらに向上させることによって、大きな社会的インパクトが予想されます。

これまで、日本の全人口の0.1%(12万人程度)がダイアログ・イン・ザ・ダークを体験しました。ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、日本に着実な社会資本と、それに伴う経済効果、心理的効果をもたらしています。

日本を、持続可能な社会に
社会を信頼できるか、助け合えるか、ということも示すSocial Capitalは、出生率や平均余命とも正の関係を示します(※2)。ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、日本に持続可能な社会の礎をもたらします。

3. Emotional Intelligenceの向上

「自分は今何を感じているのか、社会にどう働きかけるのか」
自分は今どのような環境に置かれ、何を感じているのか、感情をどのように取り扱うのか。他者は何を感じているのか。そして、自分という存在を使ってどう他者や社会に働きかけていくのか。
そのようなことを相対的に取り扱う情動知能(Emotional Intelligence: EQ/EI)を、ダイアローグ・ジャパン・ソサエティの提供するサービスは統計学的にも顕著に向上させます。

個人だけでなく組織の発展に寄与

情動知能はその人個人の社会的成功や幸福度に強く結びつく(※3)のみならず、その人の属する組織やコミュニティーのパフォーマンスを向上させ、生産性や成長性を向上させます。
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが今までに提供してきた様々なソリューションは、その参加者の人生への貢献のみならず、その組織の文化や発展に寄与しています。

これらの成果は全て「障害者」と呼ばれる人々によって
提供されたソリューションが達成したものです。

出所 ※1…平成21年度版 情報通信白書より。Social Capital 0.1ポイントに対し0.2%の実質GDP増加率上昇効果。
※2…内閣府「ソーシャル・キャピタル」豊かな人間関係と市民活動の好循環を求めて」(2003)
※3…Daniel Goleman Emotional Intelligence: Why It Can Matter More Than IQ –Bantam (1995)